ANK療法(自己ナチュラルキラー細胞療法/Autologous Natural Killer Cell Therapy)は、個別化された免疫療法の一つです。本療法では、ご自身の免疫細胞であるナチュラルキラー(NK)細胞を用います。NK細胞は、がん細胞や異常細胞などに対して働く、体内の防御機構の一部を担っています。
これらのNK細胞を体外で活性化・増殖させた後、体内へ戻すことで、免疫機能に関与すると考えられています。
ANK療法の特長について、多くの方からご質問をいただきます。化学療法や放射線療法と比較した場合、本療法には以下のような特徴が挙げられます。
がん治療の補完:腫瘍細胞を直接標的に定め、効率的に攻撃します。
再発・転移の予防:寛解期にある患者様の再発リスクを最小限に抑えます。
免疫力の向上:免疫系を強化し、慢性的な炎症の軽減に寄与します。
個別化医療(パーソナライズド・セラピー):患者様ご自身の免疫システムの状態に合わせ、最適化された治療を実践します。
オンラインまたは対面にて実施(英語・日本語・中国語対応)。
免疫の状態を確認するとともに、感染症の有無などを確認します。
クリニックにて約40mLの血液を採取します。
無菌培養室(CPC)にてNK細胞を活性化・増殖させます。その後、必要な安全性の確認を行い、投与に向けた準備を行います。
採血から約23日後、静脈点滴により細胞を体内へ戻します。通常は1~2週間ごとに実施し、一般的には3回以上の実施が検討されます。
多くの患者様において、ANK療法は比較的良好な耐容性が報告されています。考えられる副作用としては以下が挙げられます。
これらの症状は多くの場合、24時間以内に自然に軽快しますが、個人差があります。
NK細胞関連療法に関する臨床研究では、がんの種類によって差はあるものの、奏効率は約24%~39%と報告されています。また一部の研究では、生存期間や生活の質(QOL)において改善傾向が示されていますが、効果には個人差があります。
はい、可能です。ANK療法はDC療法(樹状細胞療法)と併用されることがあります。DC療法は免疫系ががん細胞を認識する過程に関与し、NK細胞は異常細胞の排除に関わるとされています。
これらを組み合わせることで、相補的な免疫応答が期待される場合がありますが、治療方針は医師の判断に基づいて決定されます。